焼津のAIセミナーに学ぶ。サンロフト「AI業務革命」で中小企業が最初にやるべき3つのこと

2026年5月21日(木)、焼津市にある株式会社サンロフト本社で、ひとつの面白いセミナーが開かれる。

タイトルは「AI業務革命、今ここから始まる」。サブタイトルには、こう書かれている。

「AIって何?」から「業務に使える!」へ
最新スマートグラスのライブ体験+AIエージェント体験

定員20名。参加費無料。パソコン持参で、AIツールをその場で体験できる。

静岡県内で、これほど手厚いAI入門セミナーは珍しい。特にスマートグラスのライブ体験ができる機会は、県内ではほとんどないだろう。

この記事では、セミナーの内容を軸にしながら、「AI導入を考えているけど、何から始めればいいかわからない」という中小企業の経営者に向けて、最初にやるべき3つのことを整理したい。

セミナーに参加できない方にも、明日から使えるヒントが残るように書いた。

なぜ今AIを知るべきか
焼津のAIセミナーに学ぶ。サンロフト「AI業務革命」で中小企業が最初にやるべき3つのこと 1

1. なぜ「今」AIを知るべきなのか —— サンロフトが見えている景色

まず、このセミナーを企画した株式会社サンロフトという会社について触れておきたい。

サンロフトは焼津市に本社を置く企業で、地元のビジネスコミュニティと深く結びついている。こうした地場企業が、わざわざ「AI業務革命」というテーマでセミナーを企画する。しかも無料で、定員20名という少人数制だ。

そこには明確なメッセージがある。「AIは、もう一部のIT企業だけのものではない。焼津の中小企業にも、今すぐ関係してくる話だ」という判断だ。

実際、2026年の日本のビジネス環境を見渡すと、その背景が見えてくる。

2026年、AIを取り巻く3つの変化

  • 生成AIの価格が下がった —— 2023年には月額数千円〜数万円が当たり前だったAIツールが、今では月額3,000円未満で使い放題のサービスが複数ある。例えばClaude Coworkなら、月額3,000円(税込3,300円)で、高度な文章作成、データ分析、翻訳、要約などを使い放題だ。人件費の0.5人分をこの金額で代替できるという試算もある。
  • 使い方が簡単になった —— プログラミングの知識は不要。日本語で話しかけるように指示を出すだけで、AIが仕事をしてくれる。スマートグラスのようなウェアラブルデバイスと組み合わせれば、手を使わずにAIに指示を出すことも可能になっている。
  • 「AIを使える人」が評価される時代に入った —— 採用市場でも「AIを使いこなせる人材」への需要が高まっている。逆に言えば、企業としてAIを導入していないと、優秀な人材を引き寄せにくくなる

サンロフトがこのセミナーを企画したのは、まさにこの変化の波を地元の経営者に届けたいからだろう。セミナーの第1部では、中村雄社長自らが「AIの基礎知識と業務活用」について話す。社長自らが説明するというのは、会社を挙げてAIに注力している証拠だ。

行政の相談員として見えている「リアル」

私たち静岡マーケティングは、行政の相談窓口でもAI活用の相談を受けている。そこで感じるのは、「AIに興味はあるけど、何から手を付けていいかわからない」という経営者が圧倒的に多いということだ。

セミナー情報を見て「面白そう」と思ったものの、結局申し込まなかった、という方もいるかもしれない。この記事が、その一歩を後押しできればと思う。

身近な業務をAIに任せる
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2. セミナー第1部から学ぶ —— 最初にやるべきこと①「身近な業務をAIに任せてみる」

セミナーの第1部(13:40〜14:10)は、中村雄社長による「AIの基礎知識と業務活用」だ。

ここで語られる内容を予想するとともに、そこから中小企業が最初にやるべきことの1つ目を引き出したい。

「AIって何?」に正面から答える意味

セミナータイトルに「AIって何?」から始める、とある。これは重要だ。

多くのAIセミナーは、前提知識がある人向けに設計されている。「プロンプトエンジニアリング」とか「RAG」とか「エージェント」といった言葉が飛び交う。だから、初めてAIに触れる経営者は、「自分にはまだ早い」と思ってしまう

サンロフトのセミナーは、そこをあえて「AIって何?」から始めている。この設計こそが、中小企業向けAI導入の正しい順番だ。

まずは「これをAIに任せてみる」を1つ決める

AI導入で一番やってはいけないのは、「社内の全部門に一気にAIを導入しよう」とすることだ。これは失敗する。部署ごとに必要なAIが違うし、社員のITリテラシーもバラバラだからだ。

正しいアプローチは、まず1つの業務、1つの担当者に絞ること。

具体的に、どのような業務が向いているか。以下は、当社が多数の相談を受けて導き出した「AI導入に向いている業務」のリストだ。

AI導入に向いている業務の特徴

  • 繰り返しが多い —— 毎日・毎週、同じような作業をしている業務。例:議事録作成、顧客への定型メール作成、SNS投稿文の作成。
  • テキストベースである —— 文章の読み書きが中心の業務。例:企画書のドラフト作成、長文資料の要約、翻訳。
  • 完璧じゃなくてもいい —— 100%の精度を求められない業務。例:アイデア出し、ブレインストーミング、メールの下書き。

逆に、向いていない業務もある。顧客のクレジットカード情報を扱うような機密性の高い業務や、法的な判断が求められる業務は、まずAIの対象外にすべきだ。

Claude Coworkでできる「最初の一歩」の具体例

例えば、Claude Cowork(月額3,000円)を使う場合、「最初の一歩」として以下のような使い方が考えられる。

例1:毎日のメール返信をAIに下書きさせる

顧客からよく来る質問のパターンをAIに覚えさせ、「この質問が来たら、こういう内容で返信の下書きを作って」と指示する。所要時間は最初の設定で30分程度。その後は、メールを見るたびにAIが下書きを作ってくれるので、確認して送るだけ。メール対応の時間をおよそ半分に削減できる

例2:会議の議事録をAIに作成させる

会議の録音データをAIに渡して、「議事録を作成して」と指示する。決定事項、TODO、次回の議題を自動で整理してくれる。手書きで議事録を取る時間がゼロになり、会后の整理作業も不要だ。

例3:競合調査をAIにまとめさせる

競合他社のWebサイトやニュース記事のURLをAIに渡して、「〇〇社と自社を比較して、強み・弱みを整理して」と頼む。数分で、見やすい比較表が出来上がる。

どれも「明日からできる」レベルの使い方だ。特別なシステムを導入する必要も、プログラミングの知識も不要。日本語で話しかけるだけだ。

AIツールを体験する
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3. セミナー第2部から学ぶ —— 最初にやるべきこと②「AIツールを自分の手で体験する」

セミナーの第2部(14:10〜14:40)は、中村允哉部長による「AIツールBuddieS体験 ハンズオン」だ。

ハンズオンという言葉がここにある。つまり、座って聞くだけのセミナーではない。実際にパソコンを開いて、AIツールを操作する時間が設けられている。

これが2つ目の「最初にやるべきこと」に直結する。

「百聞は一見に如かず」がAIにも当てはまる

AIの記事をいくら読んでも、セミナーで話を聞いても、実際に自分の手で動かしてみなければ「使える!」という感覚は得られない

これは、当社がたくさんの経営者と接して強く感じていることだ。「AIは便利ですよ」と説明するより、「とりあえず触ってみてください」と渡した方が、圧倒的に早く理解してもらえる。

サンロフトのセミナーがPC持参を推奨しているのは、まさにこの理由だろう。その場で「できる!」という体験を持ち帰るのが、このセミナーの最大の価値だ。

BuddieS —— AIエージェントの新しい形

今回、セミナー第2部で体験できるAIツールが「BuddieS(バディーズ)」だ。

BuddieSは、AIエージェント型のビジネスツールで、チャット形式でAIに指示を出しながら、業務を進めることができる。いわば「いつもそばにいて、何でもやってくれる優秀な部下」のような存在だ。

例えば、BuddieSに向かって——

  • 「この顧客リストから、先月連絡を取っていない人を抽出して」
  • 「この企画書の文章を、もう少し丁寧な言い回しに直して」
  • 「競合3社のWebサイトを調べて、特徴を比較表にまとめて」

このように指示するだけで、AIが作業をして結果を返してくれる。

体験会で気をつけてほしい3つのポイント

もしセミナーに参加されるなら(あるいは、別のAI体験会に参加する機会があれば)、以下の3点に注目してほしい。

  1. 「自分の業務で使えるか」を想像しながら触る —— デモ課題をこなすだけでなく、「これ、うちの〇〇の業務に使えるな」と想像を広げる。そのメモを取ることが大事。
  2. 「失敗してもいい」という感覚を持つ —— AIに変な指示を出して、変な回答が返ってきても問題ない。むしろ、AIの限界を知ることが大切だ。「AIにできないこと」を知っておくと、導入後の期待値を適切に設定できる。
  3. 「いくらかかるか」を確認する —— 無料体験できても、本格導入時に高額では意味がない。月額料金、初期費用、追加料金の有無を確認する。

Claude Coworkなら月額3,000円(税込3,300円)で、こうしたAIエージェントの機能が使い放題。初期費用ゼロ、追加料金なし。まずは1ヶ月試して、効果を実感してから継続を判断する、というアプローチが最もリスクが低い。

新しいデバイスとAIの組み合わせ
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4. スマートグラス体験から学ぶ —— 最初にやるべきこと③「新しいデバイスとAIの組み合わせを知る」

このセミナーのユニークな点は、最新スマートグラスのライブ体験ができることだ。

スマートグラスとは、眼鏡型のウェアラブルデバイスで、かけるだけでAIにアクセスできる。手を使わずにAIに話しかけて、音声で指示を出し、結果を眼鏡のレンズ越しに確認する。まさに「AIがいつもそばにいる」世界が、すでに実現している。

スマートグラス × AIが変える現場

スマートグラスとAIの組み合わせは、特に以下のような現場で威力を発揮する。

製造現場

両手がふさがっている作業中でも、AIに「この手順の次は何?」と聞けば、音声で答えてくれる。マニュアルを開く手間がゼロになり、作業ミスも減る。

接客・販売

顧客の目を見たまま、AIに「この商品の在庫はありますか?」と確認できる。スマホを取り出す動作すらないので、接客の流れが途切れない。

外回り営業

移動中にAIに「〇〇様との前回の面談内容を教えて」と聞けば、眼鏡の画面に要約が表示される。営業前の準備が、移動時間だけで完了する。

「まだ早い」と思うかもしれないが……

「スマートグラス?まだ先の話でしょ」と思うかもしれない。確かに、全社員に配る段階ではないかもしれない。

しかし、こうした新しいデバイスが存在することを知っておくこと自体が重要だ。なぜなら、AIの進化は、単なるソフトウェアの進化だけでなく、ハードウェアとの融合によって加速しているからだ。

今日は「スマートグラスでAIに話しかける」。明日は「AIが自律的に業務を回す」。その未来への道筋を、セミナーで見ておく価値は大きい。

AIツールの選び方 —— 「使い続けられるか」が基準

新しいツールやデバイスに触れた後で考えたいのは、「自社で使い続けられるか」という基準だ。

どれだけ高機能でも、以下の条件を満たさないツールは長続きしない。

  • 月額料金が明確で、予算に収まる —— 使った分だけ料金が跳ね上がる仕組みは、経営者にとって不安材料になる。
  • 誰でも使い始められる —— 特別な研修を受けないと使えないツールは、結局使われなくなる。
  • 日本語で自然にやり取りできる —— 英語で指示を出さなければならないツールは、日本の中小企業にはハードルが高い。
  • サポート体制がある —— 困った時に相談できる窓口があるか。これは地元の事業者に相談できると心強い。

Claude Coworkは、上記すべてを満たす設計になっている。月額3,000円固定、日本語で指示、特別な研修不要、そして静岡マーケティングが導入支援を行っている。

セミナー後のアクション設計
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5. 質疑・アイデア出しの時間が一番の宝 —— セミナー後のアクションを設計する

セミナーには、14:40〜14:55に「質疑&アイデア出し」の時間が設けられている。

ここが、実はセミナーの中で最も価値のある時間かもしれない。

「うちの会社でも使えますか?」が始まり

AIセミナーの質疑応答で最も多い質問は、これだ。

「うちの業種でもAIは使えますか?」

答えは、ほぼ100%「使えます」だ。なぜなら、AIが得意な「テキストの読み書き」「データの整理」「アイデアの生成」は、業種を問わずすべての企業にある業務だからだ。

建設業なら入札書類のドラフト作成にAIが使える。飲食業ならメニュー開発のアイデア出しに使える。不動産業なら物件概要書の作成に使える。「使えるかどうか」ではなく「何に使うか」の問題なのだ。

セミナー後、翌日までにやること

セミナーに参加したら、終わった直後に——ではなく、翌日の朝までに、以下のアクションをとってほしい。

  1. 「AIに任せたい業務」を3つ書き出す —— セミナーの記憶が新しいうちに、自社の業務のうち「AIに任せられそうなもの」を3つリストアップする。完璧でなくていい。直感でいい。
  2. そのうち1つを「今週中に試す」に選ぶ —— 3つのうち、最も簡単そうなものを1つ選ぶ。「今週中に、AIツールを使ってこの業務をやってみる」と決める。
  3. 結果をメモする —— かかった時間、AIの回答の質、自分が感じた感想をメモする。このメモが、次のステップ(本格導入の判断)の一番の材料になる。

この「3つ書いて、1つ試す」というプロセスは、どんな企業でも、どんな業種でも通用するAI導入の第一歩だ。

サンロフトのセミナーは、まさにこの第一歩を踏み出すための完璧な場として設計されている。第1部で知識を得て、第2部で手を動かして、質疑で自社の課題を相談する。この3ステップが、半日で体験できる。

まとめ 中小企業がAI導入で最初にやるべき3つのこと
焼津のAIセミナーに学ぶ。サンロフト「AI業務革命」で中小企業が最初にやるべき3つのこと 6

6. まとめ —— 「行けばよかった」で終わらせないために

サンロフトの「AI業務革命」セミナーは、2026年5月21日(木)、焼津市のサンロフト本社で開催される。

定員20名、参加費無料。受付はすでに終了している可能性が高い。

もし参加できなかったとしても、この記事から以下の3つを持ち帰ってほしい。

中小企業がAI導入で最初にやるべき3つのこと

  1. 身近な業務を1つ選んで、AIに任せてみる —— 毎日のメール返信、議事録作成、競合調査など、繰り返しが多くて完璧を求められない業務から始める。
  2. AIツールを自分の手で体験する —— 記事を読むだけでは不十分。実際に触れて、「自分の業務で使えるか」を確かめる。ハンズオン形式のセミナーや体験会に積極的に参加する。
  3. 新しいデバイスとAIの組み合わせを知る —— スマートグラスやAIエージェントなど、AIの世界は急速に進化している。今すぐ導入する必要はなくても、「こんな世界が来ている」と知っておくことが、将来の大きな差になる。

静岡の中小企業を支援する、静岡マーケティングの取り組み

静岡マーケティングは、静岡県内の中小企業のAI導入を支援している。

Claude Coworkを中心としたAIツールの導入支援、操作研修、業務改善コンサルティングをワンストップで提供。月額3,000円のAIツールを、「使い始めるまで」ではなく「使いこなせるようになるまで」サポートする。

行政の相談窓口でもAI活用の相談に乗っている実績があり、静岡の地場企業の実情をよく理解した上で、現実的なアドバイスができるのが強みだ。

「AI導入、何から始めればいい?」と迷っている方は、まずはお気軽にご相談いただきたい。

AI活用は静岡マーケティング
お問い合わせ:https://shizuoka-marketing.co.jp

セミナー情報

日時2026年5月21日(木)13:30〜15:00
場所株式会社サンロフト本社(静岡県焼津市柳新屋436-1)
定員20名
参加費無料
持参物ノートPC
特別体験最新スマートグラスのライブ体験あり